【公式】株式会社児湯青果地方卸売市場

BUSINESS

卸売市場を知る

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市場の仕組み

卸売市場は食料品の流通の中で、生産者と消費者を結ぶ仕組みを構築しています。
「せり」や「相対的取引」により公平な価格を決定し、消費者の皆様へ安定して供給する役割を担っています。
また、地方卸売市場とは、開設者が都道府県から許可を得て開設した卸売市場のことです。

市場で働く人々

■開設者
(児湯青果地方卸売市場)
市場の運営と施設を管理し、公正で効率的な取引が行われるよう指導監督をしています。
■卸売業者
(児湯青果地方卸売市場)
生産者から販売の委託を受け、「せり」「相対」の方法で卸売りをします。
規則に定められた率による「委託手数料」を出荷者から受けて営業をしています。
■出荷者
生産者などの卸売市場で販売するために生鮮食料品などを持ち込む人たちのことです。
■送り業者
消費市場に向けて発送、配送する業者のことです。
■売買参加者
八百屋さんなどの小売商や加工業者・問屋・スーパーなど、せり等に参加して市場から直接買うことのできる人です。
売買参加者になるには開設者の承認が必要です。

市場の役割

当市場では、主に4つの役割を担っています。

01.生産者との橋渡し

01
生産者との橋渡し

地方青果卸売市場は、農家や生産者から直接野菜や果物を仕入れる役割を担っています。生産者は自身の生産物を市場に出荷し、市場を通じて多くの販路や顧客に接することができます。
市場は生産者との連携を強化し、生産物の需要と供給を調整しています。

02.商品の集約と流通

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商品の集約と流通

農産物や果物などの商品を集め、一つの場所で取り扱うことによって、商品の流通効率を高めます。生産者からの商品が市場に集約され、販売業者や小売業者によって購入され、最終的に消費者へと流通します。これにより、効率的な物流や供給体制が確立され、地域の食品供給が安定します。

03.品質管理と情報提供

03
品質管理と情報提供

市場は商品の品質や鮮度を厳密に管理し、消費者に安心・安全な食品を提供するための基準を設けます。また、流通情報や市場価格などを提供することにより、生産者や購買業者にとって有益な情報を提供します。

04.地域経済の活性化

04
地域経済の活性化

市場には多くの関連業者や労働者が関与し、流通活動による雇用創出や地域内の商業活性化が促進されます。また、地域特産品の販売や地元ブランドの形成など、地域の農業や食品産業の振興にも寄与します。

市場の一日

せりは朝7時30分から開始されます。
品物の入荷は、せりの行われる前日に児湯青果地方卸売市場が産地集荷、および生産者により直接市場に入荷されます。
また、県内外の産地の大型トラックなどからも運び込まれ、夜明けが近づくとともに、市場は次第に活気が溢れていきます。

産地集荷

作物を産地まで集荷に行きます。

入荷

農産物や果物の積み下ろし作業が始まります。トラックや輸送車が市場に到着し、農家や供給業者から新鮮な商品が降ろされます。

準備

卸売業者が商品を受け取り、せりがしやすいように卸売場に並べられます。
また、農産物や果物の品質や価格を確認します。品質チェックのためにサンプルを取り、産地や栽培方法などの情報を収集します。

せりの開始

取引が開始されます。
業者同士が商品の価格や数量を交渉し、取引が成立します。

積み込み

売買参加者がせり落とした品物をそれぞれのトラックに積んで持ち帰ります。
そして、それぞれの店舗等に並べられ、皆様の食卓へと届いていきます。

市場の閉鎖と清掃

一日の取引が終了した後、市場は閉鎖されます。
児湯青果地方卸売市場のスタッフは市場内の清掃や整理を行い、翌日の準備をします。